新生児 便秘 原因

新生児の便秘の原因が腸内環境にあることも

新生児の便秘は大人の場合とは違い、生活習慣によるものではありません。

 

中には病気を原因として起きる便秘もあり、また生まれた時点での体質も関係している場合があります。

 

特に注目したいのは、腸内環境に関することです。

 

毎日のスムーズな排便は、腸内に存在している腸内細菌のバランス、つまり腸内環境と深く関係しているようです。

 

これは新生児の場合にも当てはまり、マッサージなどを行なっても便秘がなかなか改善しないようなケースでは、腸内環境が整っていない可能性も考えてみるとよいでしょう。

 

ところで、新生児の腸内環境はどのようにしてつくられ、また便秘になりやすい子とそうでない子の違いというのは、どこから生まれるのでしょうか?

 

まずママの胎内にいるころの赤ちゃんは無菌状態で守られています。

 

つまり、腸内細菌などは存在していませんから、腸内環境についても他の子との違いは何ら無いはずです。

 

新生児が初めて最近に触れるのは、出産のときです。

 

出産時にはママの産道を通りますが、まずそのときに産道に棲息する細菌を口から取り込むことになるようです。

 

その後も、出産後にママの便に付着した細菌や医院スタッフの体など様々なものに付着している細菌と接触します。

 

それらが新生児の腸内へと入っていき、やがては定着して腸内環境を作っていくのです。

 

だいたい生後1日目で糞便内に、細菌が多く出現し始めるようです。その後、生後5日目過ぎると腸内細菌であるビフィズス菌が優勢の状態で腸内環境は安定していくようです。

 

ビフィズス菌の数が多くて優勢の状態はとてもいい状態であり、腸もよく働いて便秘になりにくい状態です。

 

また母乳に含まれるヒトオリゴ糖という成分には、ビフィズス菌を活発にする作用がありますから、そのような働きを十分に受けていれば新生児は便秘になりにくい状態になります。

 

しかし、様々な要因によって腸内環境が整いにくくなってしまい、便秘を繰り返すような赤ちゃんも少なくは無いようです。

 

たとえば、帝王切開による出産ですが、これは母親の産道を通らずに生まれてくるため、口から取り込まれる細菌の数が少なくてビフィズス菌が十分に働くまでに時間がかかることがあるようです。

 

また母親の腸内環境がもともと良い状態ではなく、それを赤ちゃんも引き継いでいるということもあるようです。

 

さらに母乳の質が低下してビフィズス菌が十分に活性化していないことやミルク栄養のために母乳栄養ほどの腸内細菌への効果が表れていないということもあります。

 

新生児の便秘でオリゴ糖を与えるときは、まずは1日1gの量を目安にといわれています。

 

はじめから量を多く与えすぎてしまうと、便がゆるくなりすぎてしまったり、お腹がゴロゴロと何だか不快感を感じているような状態になることもあるようです。

 

特に深刻な副作用などは考えられませんから、神経質になりすぎる必要はありませんが、お腹の状態を良好に保つためにも量も様子をみながら調整しましょう。

 

純度の高いオリゴ糖であれば、1日1gの量でも十分に効果を期待できますが、しばらく与えてみてもあまり変化のないようなときは、量を増やすよりも与える回数を増やしてみるほうがよいようです。

 

1gずつ2回に分けて与えて、また様子をみるというように試してみます。

 

継続してオリゴ糖を飲ませていると、一時的に便秘状態に戻ることがあります。

 

これは腸内環境の停滞期とも言われており、一時的に腸内細菌が抵抗しておきることがあるようです。

 

このような時は、量をあえて変化させることで揺さぶりをかけることがよいようです。

 

1日単位で回数を減らしたり、増やしたり、と繰り返しているとやがてよい状態に安定する傾向があるようです。

 

オリゴ糖のメーカーによっては、飲ませ方について無料の相談が行なえるところもありますから、新生児への飲ませ方で迷うときはアドバイスを求めるのがよいでしょう。

2014/05/27 10:11:27 |

新生児の便秘は、病気が原因となって起きている場合があり、これについては先天的なものがありますから、早めに検査などを受けておく必要があります。

 

例えば、肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)という病気があります。

 

特に初産の男子によく見られるものであり、生後2〜3週間ごろから症状があらわれます。便秘が続き、おっぱいを飲んだ後に噴水が噴出すように嘔吐をします。

 

これは胃の出口であたる幽門という部分の筋肉が厚くなり、内容物が十二指腸へ移りにくくなることから生じる症状です。

 

放置しておくと、栄養不良になることもありますから、成長面で大きな問題となります。

 

治療としては幽門に通り道をつくる手術が必要となります。便秘に嘔吐が伴う症状が見られたら早めに受診しましょう。

 

さらに新生児の便秘の原因となりうる病気として、ヒルシュスプリング病(先天性巨大結腸症)があります。

 

この病気でも便秘以外にやはり嘔吐が見られ、またお腹が張ったような状態が観察されます。

 

先天性の病気であり、腸の神経細胞に障害があるために便を送り出すぜんどう運動が十分行なわれていないために起きます。

 

生後1週間ほどで見つかることも多いですが、重症でない場合はずっと後になるまで気づかれないこともあります。

 

手術の必要な病気であり、気になるときは早めに受診して検査をしてもらうことが必要です。

 

2014/05/27 10:10:27 |

人の腸内にはおびただしい数の腸内細菌が棲息しています。

 

その重さは成人の場合で1kg〜1.5kgにもなるとのこと。

 

そして、新生児の腸内にも多くの腸内細菌が存在しており、その腸内細菌の種類ごとの勢力のバランスが腸内環境を作っています。

 

多くの腸内細菌が体内にいるということは、人間の体に対して何らかの影響を与えているということが想像できますが、全くその通りで腸内環境は人の健康の鍵を握っています。

 

新生児の頃から理想的な腸内環境になるよう心がけてあげるなら、免疫力は高まり病気やアレルギーを発症しにくくなることは様々な研究によって明らかになっています。

 

免疫力とは、病気を発症させる病原菌やウイルスなど外部から侵入する敵から体を防御するシステムをいいます。

 

免疫力を高めるには、腸内細菌の種類や数を増やすことが良いといわれています。

 

特に善玉菌と言われる健康に有益な細菌が多く存在し、また種類も多様であるほど良い環境といえます。

 

元気な子供に育つためにも新生児のころから理想の腸内環境を作ってあげたいですね。

 

そのためには、清潔にしすぎないということも大切です。

 

抗菌・除菌グッズなどがますます増えていますが、これらを使いすぎるなら逆に菌に対する抵抗力が弱くなります。

 

有毒性の高い細菌は別として、小さい頃に様々な細菌に触れることで病原菌に負けない免疫力が段々と獲得されていくのですから、清潔にしすぎるなら逆にリスクになるといえます。

 

また腸内細菌を活性化させる食べ物や飲み物を日ごろから摂取するのも良いことです。

 

発酵食品やオリゴ糖などは、プレバイオティクス・プロバイオティクスといわれて、腸内環境を整えてくれる働きのあることが知られています。

 

毎日の生活の中でこれらを取り入れていくなら、腸内環境を良好に保つのに役立ちます。

 

2014/05/24 18:32:24 |

母乳で育つ新生児が便秘や下痢になりにくいということは、結構以前から知られていました。

 

ビフィズス菌の発見のきっかけとなったのも、母乳で育った赤ちゃんがそうでない場合と比較して便秘などになりにくいという事実でした。

 

研究が進められて、母乳の中には腸内のビフィズス菌を増殖させる因子が含まれていることが分かったのです。

 

それがオリゴ糖であり、この研究をはじめとしてオリゴ糖についてもいろいろな発見がなされていきました。

 

今では、純度の高いオリゴ糖が赤ちゃんの粉ミルクに含まれていることも多く、新生児の腸内環境を整える上で役立っているようです。

 

ところで、母乳栄養の赤ちゃんであっても便秘を繰り返すことも珍しくはありません。

 

このような場合には母乳の質について考えてみることが必要です。

 

母乳の質はママの食事によって大きく変化します。

 

母乳の味や粘度・温度なども変化し、場合によっては赤ちゃんの腸を冷やして働きを悪くしたり、粘りのある出にくいウンチの原因となることがあるようです。

 

ですから、新生児が便秘を何度も繰り返すようなことが見られたら、ママの食事内容に注意して母乳の質を良くする食事を積極的に取り入れると良いようです。

 

基本的には野菜が多めの和食がおすすめで、逆に脂っぽい料理や辛くて刺激の強い料理は避けたほうが良いようです。